マイクロプラスチックから海や生き物を守るGuppy Friend
サーファーと自然愛好家のグループからなる非営利団体「STOP!MICRO WASTE」によって作られるGUPPYFRIEND(グッピーフレンド)
今回は、服を洗濯した時に起こるマイクロプラスチックの発生、流出を防ぐ洗濯ネットにより海洋保全を行うGUPPYFRIENDについてご紹介します。
マイクロブラスチックとは?
「マイクロプラスチック」とは、5ミリ以下のとても小さなプラスチックのことを指します。調査によると東アジア海域では1㎦あたり37億個ものマイクロプラスチックが存在し、35%が化学繊維でできた衣服の洗濯由来であるとされています。
マイクロプラスチックは、微小で半永久的に残り、海洋生物だけでなく、陸上の生物にも影響を及ぼすことがわかっています。
【具体的な影響】
・生物がマイクロプラスチックを取り込むことで起こる物理的な影響
体内にマイクロプラスチックを取り込んだサンゴは、体内中の共生関係にある褐虫藻の数が減少することが明らかになっています。
・プラスチックに使用される有害な添加物による化学的な影響
・プラスチックが化学物質の吸着性を持っており、吸着された物質による化学的な影響
このように様々な影響を生物にもたらしますが、一度マイクロプラスチックになり、河川や海洋へ流出すると回収することは不可能です。
そのため、プラスチックを流出させずに適切な処理を行うことが予防策として求められています。
GUPPY FRIENDが提示する解決策
GUPPY FRIENDの洗濯ネットを使用し洗濯ネットを行うことで、洗濯の際に繊維が抜け落ちを抑えマイクロプラスチックの発生を防ぎます。
また、売り上げの一部を海洋汚染問題解決に取り組む非営利団体「STOP ! Micro Waste」に寄付しています。
(洗濯ネット使用後、衣服から抜け落ちた繊維が回収されている様子)
日々の生活の中で全てを天然繊維に置き換えることは難しいかもしれません。しかし、洗濯の際のひと手間でマイクロプラスチックの発生を抑え生き物を守ることができます。
ぜひ毎日のお洗濯の仲間に加えてみてください。
出典:
J-STAGE (https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu/58/2/58_580208/_article/-char/ja )
日本財団ジャーナル (https://www.nippon-foundation.or.jp/journal/2020/44897)
GUPPYFRIEND公式HP(https://guppyfriend.com/pages/ueber-uns )