ブランド選定基準
1. 持続可能な材料
オーガニックやリサイクルマテリアルなど、生産時に農薬や化学薬品、環境ホルモンを使わず自然環境や生産者の健康を配慮していたり、水やエネルギー、CO2、化石燃料の使用量が少ない材料を指します。また破棄される際にリサイクル可能か、生分解性がある材料を使用しているか基準を設けています。
2.情報の透明性
その製品がどこでだれがどのように作られたか、またどのような想いで作られているかわかるかどうか基準を設けています。第1レベルは原料の生産国、製品の生産場所、生産者がわかるかどうか。第2レベルは原料の生産場所、生産者がわかるかどうか。第3レベルは生産過程におけるコスト、人数、水やエネルギー量、CO2がわかるかどうかというレベルを設けています。
3.創設者、デザイナーのビジョン
どのような未来をつくりたくてブランドを始めたのか、どのような課題をもって取り組んでいるのか、洋服に対する情熱や人間性など基準を設けております。
4.デザイン
作り手想いになりすぎ民族が過ぎるデザインや、環境ファーストになりすぎるあまり素朴すぎるデザインなど過剰が極まっていないか、普通の人が普通に着れるデザインで、着る側の楽しさや着る側を思いやるデザインになっているかなど基準を設けています。
5.作り手へのリスペクト
原料生産の農家さんや職人さん、加工や縫製工場で働くみなさんの健康、人権への配慮、そして愛と敬意をもち取り組んでいるか基準を持っています。
6.エネルギー・CO2・資源の使用削減に対する努力
生産、加工、在庫管理、輸送、包装の過程においてできるだけエネルギーやCO2、資源に対し使用量を減らす努力をしているかを判断しています。
7.作って使って集めてまた作る循環への取り組み
サステイナビリティーラベルについて
天然素材
土壌、植物、動物由来があり、製造時に加え処分時にも土に還る( 生分解できる) ため環境への負荷が少ないことが特徴です。
有機素材
人間、動物、植物、または環境に有害ではない生産方法を使用します。有機農業はより多くの労働力を必要としますが、土壌へのストレスは少なく、地下水を清潔に保ち、長期的に生物多様性を保護します。
リサイクル素材
消費者または製造時の余剰原料からできる新しい原料です。既存素材を布地にリサイクルすることで、エネルギー、水、天然資源を節約できます。
生産余剰素材
ヴィーガン
革・毛皮・羽毛・シルク・カシミヤ・アンゴラ・ウール・シェル等、動物由来の素材を使わず、動物の幸せへの配慮を意味します。
公正取引
立場の弱い開発途上国の生産者の継続的な生産を可能にするため、労働環境や生活水準を保証され、自然環境にも配慮された取引を意味しています。
経済権限の付与
個人や集団が自ら持つ力を発揮できるようにするために、社会的制約のない環境整備に取り組んでいることを意味します。
伝統の職人技
他の方法では再現が困難な技術は価値が高く、その地域の歴史を語る財産です。経済合理性の追求により失われず、伝統継承する社会づくりを意味します。
サーキュラーエコノミー
原材料調達・製品デザインの段階から循環サイクルを意識したサービスやものづくりで回収・資源の再利用を前提としており、作って使って捨てるというこれまでの流れと違い、破棄することなく資源として再活用し廃棄ゼロを目指しています。
できる限りバージン素材の利用を避け、回収後のリユースやリサイクルがしやすいよう解体を前提にデザインされているのも特徴です。
ローカルメイド
その地域、または近隣地域で原料調達や生産、使用までをめざす地産地消するものづくりで地域活性、雇用の促進や輸送におけるCO2やエネルギーの排出を抑えるローインパクトを目指しています。
ソーシャルプロジェクト
商品を通じて、環境問題やエネルギーの枯渇、労働、貧困などの社会的な問題に対し数%寄付する仕組みが付加されています。