コンテンツにスキップ
奥深い「ボタン」の世界~環境に配慮したボタン~

奥深い「ボタン」の世界~環境に配慮したボタン~

脱プラスチックのためにポリエステルなどを避けてお洋服選びをしてしておられる方はたくさんいらっしゃると思いますが、よく見落とされがちなのが「ボタン」です。せっかく環境に配慮した素材を選ぶならボタンまで環境に配慮されたものを選びたいですよね。そこで今日は奥深いボタンの世界をご紹介します。

サステナイブルなボタン?
 

天然素材で作られているボタンとしては、主に貝ボタン、ナットボタン、水牛ボタンなどがあります。

今回はEnter the Eでも取り扱っているブランドさんも使用している、貝ボタン、ナットボタンについてご紹介します。

貝ボタン

名前の通り、貝殻から造られる天然素材のボタン。貝殻の真珠層を使用するため、とても耐久性に優れたボタン。合成樹脂でできたボタンよりも強いと言われることもあります。 

貝ボタンの原料には主に3種類の貝が使われています。
・高瀬貝:貝ボタンの原料として最も一般的な巻貝。桜色や青色の模様が特徴


・白蝶貝:貝ボタンのなかでも最高級品とされる原料。真珠層の光沢が絶妙な色彩を醸し出します

・黒蝶貝:高級な貝ボタンとされる原料。特に黒いものほど価値が高いとされています。特徴は白蝶貝とよく似ています。

このほか、アワビや茶蝶貝なども材料として使われます。古くは「食したアワビの貝殻から、ボタンをつくっていた」という話もあるそうです。

 

ナットボタン

ナットボタンは椰子の実の種を原料にした天然素材のボタンで、種を輪切りにしてボタンを作ります。ナットボタンにはうっすら年輪の様な線があり、水牛ボタンに次ぐ、高級天然素材ボタンとされています。

独特な質感でナチュラルなスタイルのお洋服との相性が良いです。

※出典:https://www.bb-takashima.net/SHOP/nu-bt245-18-63.html

 

その他、環境に配慮したボタンとしては植物(さとうきびの搾りかすやトウゴマ、菜種などの搾りかす)を原料としたバイオマスプラスチックを使用したボタンなどもありますが、可能な限り天然素材のボタン使用したものを選びたいですね!

またお洋服を捨てる際に、ボタンを取り外して再利用するなど、簡単にできることを実践することも心掛けましょう。

前の記事 森を守るFSC認証マーク
次の記事 エシカルデニムスペシャル受注販売開催